「前年対比〇〇%アップ!」
「スタッフ一人あたりの生産性を〇〇円に!」
どんな会社でも、売上目標を立てています。美容室でも「昨年より〇〇%売上を伸ばす」「単価を上げて客数を増やす」など、目標を設定するのは当たり前ですよね。
しかし、その売上目標を達成したとき、手元にいくら現金が残るかまで計算できているオーナーはどれくらいいるでしょうか?
今回は、「売上目標を立てるだけでは不十分」という話を深掘りし、本当に必要な『正しい売上計画』の立て方 についてお話しします。
■ 売上目標を立てるだけでは危険?
売上目標を決める際、多くの美容室が次のような基準で考えます。
✔ 昨年対比〇〇%アップ
✔ スタッフ1人あたりの生産性を〇〇円に設定
✔ 月間来店数を〇〇人に増やす
これらの目標設定は間違いではありません。ですが、「売上を増やすこと」だけが目的になってしまっている 場合が多いんです。
大切なのは、「その売上目標を達成したとき、どれくらいの利益が残るのか?」を理解すること。
✔ 目標売上を達成したのに、なぜか現金が残らない
✔ せっかく売上が増えたのに、忙しくなっただけで利益は変わらない
こうした状況に陥るのは、「財務の知識がない」「売上目標の正しい立て方が分からない」ことが原因です。
■ 売上目標の本当の意味:「現金をいくら残すか?」
売上目標を立てる前に考えるべきことは、「目標とする現金(利益)を生むために、どれくらいの売上が必要なのか?」 という視点です。
例えば、「年間で300万円の現金を残したい」 という目標があるとします。
この場合、
✔ 必要な利益額はいくらか?
✔ その利益を生むために、必要な売上はいくらか?
✔ 売上を伸ばすための具体的な施策は?
こうした計算をしないまま、「とりあえず前年比〇〇%アップ」という目標を立てると、売上は増えても利益が出ない…なんてことになりかねません。
■ 正しい売上計画の立て方
では、どうすれば「正しい売上計画」が立てられるのでしょうか?
- まずは目標とする現金残高(利益)を決める
→ 「年間〇〇万円の利益を出したい」と明確に設定する。 - 必要な売上高を計算する
→ 固定費(家賃・人件費など)と変動費(材料費など)を把握し、利益を確保できる売上を算出する。 - 売上を増やすための具体策を考える
→ 「客単価を〇〇円上げる」「リピート率を〇〇%にする」など、数字に基づいた戦略を練る。
この流れを押さえておくことで、ただの「売上目標」ではなく、しっかりと利益を確保するための売上計画 を立てることができます。
■ まとめ
✔ 売上目標を立てるだけでは不十分
✔ 「その売上目標を達成したとき、いくら現金が残るのか?」を考える
✔ 目標利益 → 必要売上 → 具体策 の順番で計画を立てる
この考え方ができるようになれば、「忙しいのにお金が残らない…」という悩みから抜け出し、本当に強い経営ができる美容室オーナー になれます!
次回は、「中長期的な経営計画を立てることの重要性」についてお話しします!
【コンサルタント型美容ディーラー】株式会社ADAW 和田浩