コラム
2025/03/22

「今年の目標」はどう決める? 長期ビジョンから逆算する正しい経営計画の立て方

前回では、「売上目標を立てるだけでは不十分」であり、「利益を確保するための正しい売上計画」が必要であることをお伝えしました。

では、その売上計画をさらに意味のあるものにするためには、何が必要でしょうか?

それは、「今年の目標」を単体で考えず、未来の理想の姿から逆算することです。

美容室経営は、1年単位の売上だけを追いかけるのではなく、5年後・10年後にどんなサロンにしたいのか? を明確にすることで、初めて「今年やるべきこと」が見えてきます。

今回は、「今年の目標をどう決めるべきか?」について、中長期的な計画を立てることの重要性 を解説します。


■ 目の前の目標だけでは迷走する

「今年の売上目標は前年比110%!」
「単価を上げてスタッフ一人あたりの生産性を伸ばす!」

こうした目標を立てるのは良いことですが、それが5年後・10年後の理想のサロン像とつながっていないと、結局何のための目標なのかが分からなくなります。

例えば、こんな美容室のオーナーがいたとします。

✔ 1年ごとに「とりあえず前年より売上アップ」と設定しているが、長期的な計画はない
✔ その場しのぎの施策を繰り返し、いつも「今月の売上をどうするか?」ばかり考えている
✔ 結果として、3年後も5年後も同じ悩みを抱え続けている

このような状況では、「売上が伸びたけど、どこに向かっているのか分からない」 という迷走状態になってしまいます。


■ 逆算思考が重要! 5年後・10年後の理想の姿を描こう

では、どうすればいいのでしょうか?

答えはシンプルです。まずは5年後・10年後の理想の姿を描くこと。

例えば、あなたの美容室がこんな未来を目指しているとします。

✔ 5年後には、スタッフ5名体制で月商800万円を目指したい
✔ 10年後には、もう1店舗出店し、年商1億円規模の経営をしたい
✔ 将来的には、教育に力を入れて「スタッフが育つサロン」を作りたい

このビジョンが決まれば、「では、そのために3年後はどうなっているべきか?」「今年は何をすべきか?」 という逆算思考ができます。


■ 「今年の目標」は未来のための通過点

例えば、5年後に「スタッフ5名で月商800万円を目指す」なら、今年の目標はどうなるでしょう?

✔ まずはスタッフを1名増やすための採用計画を立てる
✔ 現スタッフの生産性を高めるため、教育・マニュアルを整備する
✔ 客単価を上げる施策を打ち、売上の土台を作る

「5年後の目標」から逆算すれば、今年やるべきことが明確になります。

これをせずに「とりあえず売上アップ」と考えてしまうと、未来につながらない目標になり、結局何のための努力なのかが分からなくなってしまいます。


■ 経営計画を立てることで未来の輪郭がハッキリする

「今年の目標」を決めるとき、単年の数字だけを見ていると、どうしても行き当たりばったりになってしまいます。

✔ 5年後・10年後の理想の姿を決める
✔ そこから逆算して3年後の目標を決める
✔ さらに今年の目標を明確にする

この流れをしっかりと考えられるようになると、単なる「売上目標」ではなく、未来へつながる経営計画 が立てられるようになります。


■ まとめ

✔ 今年の目標は単体で考えず、未来のビジョンから逆算する
✔ 5年後・10年後の理想の姿を決めて、そこから逆算して計画を立てる
✔ 経営計画を立てることで、行き当たりばったりの経営から脱却できる

この考え方ができるようになると、「今年もなんとなく目標を立てたけど、実は未来につながっていない…」 という状況から抜け出せます!

次回は、「美容室オーナーが身につけるべき財務の知識」についてお話しします!

【コンサルタント型美容ディーラー】株式会社ADAW 和田浩

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